ゼロから始める必要はありません
カードのつくり方は三通りあり、どれを選んでも行き着く先は同じです。どれにするかは、かけたい手間と扱う内容で決めてください。
その零:できあいのデッキを使う
アプリにはデッキストアが同梱されていて、そこにあるものはアプリと一緒にすでに端末の中にあります。アカウントも、ダウンロードも、通信も要りません。デッキをタップすれば、それはあなたの手持ちのふつうの科目になり、学習状況もあなた自身のものになります。
デッキは二十六あります。憲法のものが十二、アプリの各言語とそれぞれの国に一つずつで、どのカードにも憲法条文の該当箇所が入っています。フランス語のものが十二、A1からC2までを両方向に、発音と性、それに落とし穴をメモに収めてあります。ほかに十年生向けの生物と物理があります。
一度取り込んだデッキは、その後はあなたのものです。新しいバージョンのアプリでデッキが変わっても、あなたの科目はそのままです。その時点から、それはあなたのカードであって、こちらのものではありません。
その一:自分で入力する
これがいちばん素直なやり方で、多くの人にとって最良でもあります。一枚のカードが担うのは、ちょうど一つの考えだからです。表にはできるだけ短い質問を、裏には簡潔な答えを置きます。ひと続きに暗唱するような一覧は、はじめから一枚ずつに分けたほうが得です。
自分で書いたカードは、写した文よりも確実に頭に残ります。書くこと自体がすでに学習の一部だからです。質問を書き出す人は、その前に何が肝心で何は削ってよいかを考えています。この下ごしらえを肩代わりしてくれるプログラムはありません。AIを積んだものでも同じです。
その二:AIを使う
Qardbox自身はカードを生成しません。これは意図した決定です。AIを内蔵すれば、あなたの内容を外部の事業者に送らざるをえません。そしてQardboxは何も送りません。
代わりに道具そのものをお渡しします。お好きなAI向けの、できあいのプロンプトです。そこから先を決めるのはあなたです。どの事業者を使うか、何を見せるか、生成されたカードのどれを最後に自分の山に入れるか。
- 読み込み画面でプロンプトをコピーする。
- お好きなAIに貼り付け、テーマを書き添える。
- 返ってきたファイルを保存する。
- そのファイルをQardboxで開いて読み込む。
この道を選ぶもう一つの理由は品質です。自動で作られたカードは長くなりすぎ、言葉数も多くなりがちです。ファイルが自分の手を通るなら、何を抱え込むことになるのかを取り込む前に確かめられます。
その三:パソコンのファイルから
ほかの学習ソフトや表計算から、すでに手持ちの一式があるなら、そのままQardboxに読み込むだけです。打ち直す手間はなく、これまでの科目とカテゴリの並びもそのまま残ります。
| 何が | どうなる |
|---|---|
| 必須の列 | 質問と答え。それ以上は要りません。 |
| 任意で追加 | カテゴリ、メモ、科目。 |
| 区切り文字 | セミコロン、タブ、カンマ。Qardboxが自分で見分けます。 |
| 列の名前 | 自動で見つけます。ドイツ語でも英語でもかまいません。 |
| 見出し行がない場合 | それでも読み込めます。その場合は一列目を質問、二列目を答えとみなします。 |
Qardboxはほかのアプリと連携しません。ファイルはその形式と列の中身だけで見分けます。読み込みの前に、そのうち何枚が新しく、何枚をQardboxが飛ばすかがはっきり表示されます。
扱う内容がどのできあいのアプリにも載っていないとき
学校の英語や基礎語彙なら、語学ソフトはいくらでもあります。仕事で実際に言わなければならないことについては、一つもありません。対象になる人の輪が小さすぎるからです。そしてまさにここでこそ、カードを自分で書くことがいちばん報われます。
仕事の専門語と決まり文句
日常ではその言語を使いこなせるのに、仕事となると、いつも同じ言い回しの三十ほどの文でつまずく。電話の挨拶がそうですし、引き継ぎの報告もそうですし、書面の定型句もそうです。こうした言い回しは講座では身につかず、繰り返しで身につきます。
カードには場面と、それに対応する言い回しを載せます。Qardboxはあなたの内容を知らず、評価もしません。だから、そこに単語が一つあるのか文が丸ごとあるのかは、どちらでもかまいません。
職業訓練と、その最後の試験
多くの職業訓練では、とにかく覚えているしかない知識が出てきます。規則がそうですし、限界値も、定義も、手順もそうです。そのために凝った学習戦略は要りません。要るのは、思い出さなければならない日付だけです。
学校や職場が一覧を表で配っているなら、それは一手間でカードの山になります。ファイルはあなたの手元に残るので、一緒に学ぶ人たちにそのまま渡せます。そのために誰かがアカウントを作る必要はありません。
カードを控えておき、また戻す
設定、プライバシー、データのコピーを保存で、カードの完全な控えを作れます。データのコピーから復元で元に戻せ、そのときQardboxが自動で現在の状態を先に控えます。できあがるのはふつうのJSONファイルで、どこにでも置けて、どこででも開けます。